鹿島神宮が神社業界初のクレジットカード「鹿島神宮カード」を発行。催行費20億円の御船祭他、国宝や重要文化財の修繕費用へ。

皆さまこんにちは。三才堂です。

先日ニュースになっていた「鹿島神宮が神社業界初のクレジットカード「鹿島神宮カード」を発行についてご紹介します。ニュース元はこちら

この「鹿島神宮カード」、鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)が、三越伊勢丹グループのクレジットカード会社「エムアイカード」と提携したカードで、カード利用で5,000ポイント貯まると、自動的にポイント分の5,000円が寄付される仕組み。

今回は、そんなカード発行の経緯をまとめ、今、全国の神社が対峙している現実をご紹介いたします。

 

鹿島神宮が神社業界初のクレジットカード「鹿島神宮カード」を発行。催行費20億円の御船祭他、国宝や要文化財の修繕費用へ。

鹿島神宮と「鹿島神宮カード」の仕組み

鹿島神宮は、茨城県鹿嶋市にある神社。鹿島神宮は日本建国・武道の神様である「武甕槌大神」を御祭神とし、神武天皇元年創建の由緒ある神社。

そのような神社がクレジットカード???

ということで、そのデザインは、、、

▲withnews記事より引用

その内容は以下の通りです。

  • 鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)が、神社業界初のクレジットカード「鹿島神宮カード」を発行。
  • 「鹿島神宮カード」は、三越伊勢丹グループのクレジットカード会社「エムアイカード」と提携したカード。
  • 鹿島神宮カードの年会費は、12年に1度行われる式年大祭「御船祭(みふねまつり)」の斎行や、文化財の保護継承のための寄付になる。カード利用で5,000ポイント貯まると、自動的にポイント分の5,000円が寄付される仕組み。
  • 他、神職による鹿島神宮境内を案内サービス。鹿島神宮の社殿などの修繕に使われる木材で作られ、鹿島神宮の社紋も入った3枚セットの「銘々皿」。これは5,000ポイントの自動寄付の返礼品として贈られる。宝物館の入場無料、鹿嶋市花火大会の特別観賞ツアーに抽選でご招待(2017年)など、さまざまな特典あり。

神社がクレジットカードを発行し、年会費とポイントを寄付にまわすことで、祭りや伝統を「持続可能」にしようとしているわけです。

カード発行の背景と神宮さんの考え

こうしたカード発行のリアルな背景は以下の通り。

  • 鹿島神宮で行われる「御船祭」は2000年近い歴史があり、その費用は、神宮の蓄え、地元の企業や氏子からの寄付、国や県からの補助金でまかなわれていた。
  • 尚、2014年の御船祭では、社務所の建設などを含め、約20億円の費用がかかった。また鹿島神宮がもつ国宝や重要文化財の修繕にも、経年のためかかる費用が増えている。

ということで、

こうした巨額費用の原資ねん出用として、カードのポイント寄付という事に至った次第。

鹿島神宮の権禰宜・檜山真一さん曰く、

  • 「(大きくなる運営費について)みなさんにご協賛いただいているが、どんどん難しくなる部分は出てくる。御船祭は長い歴史がありますので、途絶えることはもちろん、縮小してもいけないと感じていた」。
  • 「神社として御船祭や文化財を、安定的に維持する仕組みが必要でした」
  • 「これまで玉串料とか、お賽銭、初穂料でご奉納いただいていたもののを、年会費やポイントで納めていただくだけなので、形はカードだとしても神宮とみなさんの関係は変わりません」

との事。

「安定的な維持のための仕組みづくり」。

その一環としてのカード発行であり、これは玉串料やお賽銭等と同じように今までの関係が変わるものではないということですね。時代の変化といえばそうなのでしょうが、いや、実際そういうことなのだと思います。

以上、記事をもとにポイントをまとめてみました。

存続の危機に瀕する地方の神社

神社は、神社を中心とする地域社会に支えられています。

お祭りや祭祀といった宗教的側面の他にも、地域社会における人とのつながりの中心でもあり、また、神社建築物などは文化資産そのものでもあります。

一方で、少子高齢化や過疎の進行により、特に地方の神社は今、存続の危機に瀕しています。

鹿島神宮のように有名どころや、観光客が多い場所にある神社ならまだしも、地方の神社は大変厳しい状況に置かれているのです。分かりやすい例でいうと、神職さんが常駐できない、昨年までできていた村の祭りが今年はできない、などです。

実際、地方の神社では、一人の神職さんが数社をかけもちして運営されてる例が多くあります。社殿を新しくしようにも、お金がないのでできない、本殿などセキュリティ対策をとりたいのにできないなど、人がいなくなることによって経済が回らなくなっている現状です。

一方で、神社を中心とする文化を次世代に継承していく事、これはこれで現在に生きる私たちの使命でもあると思います。

伝統を途絶えさせないために、より大きなスキームが必要で、私たち三才堂もそうした仕組みづくりを行っていきたいと考えてます。

今何が必要で、そのためにはどうすればいいか、行動が必要なタイミングなのではないでしょうか。

 

まとめ

先日ニュースになっていた「鹿島神宮が神社業界初のクレジットカード「鹿島神宮カード」を発行」をもとに、現状課題を少し共有させていただきました。

鹿島神宮の権禰宜・檜山真一さんの言葉にある「安定的な維持のための仕組みづくり」は非常に大きな課題です。

また、1社単体で考えるのではなく、より大きな仕組みの中でいかに維持継続をしていくか、といった課題設定も必要だと思います。地方から現在進行形で進んでいる過疎と神社の存続危機。

現代に生きる私たちに課せられた大きなテーマだと思います。

過疎が進む村にある神社の維持継続にご協力をお願い申し上げます。

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